【開催レポート】第3回 学び・つながり・広がる キャリアアップのためのワークショップ

「新しいポジションや役割に挑戦するにはどうしたらいい?」「子育てとキャリアをどのように両立すればいい?」――このような悩みにぶつかったとき、頼りになるのがメンターや同じ志を持つ仲間の存在です。

東京都は、こうした悩みを共有し、キャリアアップを考え始めた方同士の関係構築と意識向上を目的とし「第3回 学び・つながり・広がる キャリアアップのためのワークショップ」を、1月17日(金)にハイブリッド形式で開催。当日は「キャリアアップに踏み出す女性応援セミナー」を受講済みの方10名にご参加いただきました。

 

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▲会場とオンラインによるハイブリッド型のワークショップ

 

本プログラムでは、株式会社スリーアウル 代表取締役 蒲生 智会氏を講師に迎え、3名の先輩管理職「TOKYO Women’s キャリア・サポーター(以下キャリア・サポーター)」が参加し、「自分のキャリアと向き合い、未来志向でこれからのキャリアについて考える」をテーマに参加者が具体的なキャリアのイメージを描けるようグループワークやディスカッションを行いました。

 

蒲生氏

▲蒲生氏

今回の記事ではグループワークでのやりとりや、自己分析のプロセスの中で参加者にとってどのような気づきや学びがあったかなど、当日の様子をお届けします。

 

▲事前打ち合わせ中のキャリア・サポーター

 

ワークショップの様子

ワークショップの中心となったのは、参加者同士のディスカッション。キャリア・サポーターが、各グループを回りながらファシリテーターとしてディスカッションに参加し、参加者間のコミュニケーションがスムーズに行われるようリードしました。

 

▲研修テキストより抜粋

 

ワーク&ディスカッション

 

ワークショップ序盤の自己紹介タイムでは自身のキャリアについて抱えている課題や悩みなどを話しました。キャリアに対する悩みを共有する中で、各グループともすぐに参加者同士の共感が生まれ、安心感が広がっていく様子がうかがえました。

 

▲グループワークでの自己紹介タイム

蒲生氏は、キャリア形成における基本的な考え方や、自己理解を深めることの重要性などについてレクチャー。また、キャリア形成においては「適切に支援を求める力=受援力」が大事であることを強調しました。

参加者は自己理解ワークを重ねる中で、自分の考えや気づきを他の参加者と積極的にシェアし、周囲のアドバイスを受けている様子がうかがえました。また、オンラインでの参加者も意見を発表し、インタラクティブな学びの場が展開されました。

 

▲オンライン参加者とのグループディスカッション

 

ワークショップの終わりに

 

ワークショップが進むにつれて、参加者同士の意見交換がますます活発になりました。

講師がワークショップの感想を聞いてみると、参加者からは、「他の参加者からのアドバイスにより視点が変わった」「具体的に日常生活で実践できるいい方法を教えてもらったので早速試してみたい」「受援力を高めたいと思った」といった声が上がりました。参加者同士が意見を交わす中で新たな視点を得る、自分の考えを深める場面が多く見られました。

 

 

蒲生氏は、以下のようにアドバイスして締めくくりました。

ぜひ、受援力を高めてください。今の自分の立ち位置を知り、これから挑戦したいことやすぐに取り入れたいことを言葉にしてみましょう。明日から実践できる小さな一歩を見つけることが大切です。

交流会の様子

最後に、参加者とキャリア・サポーター、蒲生氏が名刺交換を行い、今後のキャリア形成に向けたつながりを作る時間を設けました。オンライン参加者もZoomを通じて連絡先を交換し、大変活気ある時間となりました。

 

 

ご参加いただいた受講者からは以下のような感想をいただきました。

 

・なかなか他業種・職種の方と交流を持てる機会がないので非常に貴重でした。

・キャリアと言われると、きちんとした目標でないといけないと考えがちですが、そうでなくてもいいよ、できることからでもいいよと言っていただけた気がして前向きに考えるきっかけになりました

自分のことを考えて誰かに話し、そして肯定してもらえる、それだけでこの会に参加した意義があったと感じます。

今後のキャリアを考えるきっかけになりました

・オンライン参加者であっても、丁寧なサポートがあり、ワークに集中することができました

 

どの感想からも有意義なワークショップだったことがうかがえました。

 

まとめ

このワークショップで、キャリア・サポーターや参加者同士のつながりが生まれ、今後のキャリア形成を支えるネットワークが築かれることを期待したいです。自分ひとりで抱え込まず、適切にサポートを求めること(=受援力)の大切さに気づくことで、参加者はより前向きなキャリアの選択ができそうですね。

今後も、このような交流の場を設けることで、女性たちが安心してキャリアを築いていける環境づくりを支援していきます。

 

\\次回のワークショップは、3月14日(金)に開催予定です。//

テーマ:自分らしいキャリア実現のためのコミュニケーションについて考える

~自分を取りまく円滑な関係性構築について~

★申込・詳細はこちら→「第4 学び・つながり・広がる キャリアアップのためのワークショップ