サポーターコラム

【キャリア・サポーター☆コラム】座談会02<後編>~今年度の目標・テレワーク時の上司部下との関わり方~

キャリア・サポーターの4人と、アドバイザーの蒲生氏による座談会の様子・後編です。
■座談会の前編はこちらからご覧いただけます。

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  宮川 梨恵さん     田中 香さん     丹羽 恵美子さん     永井 佳里子さん  
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  蒲生氏   後半のテーマですが、新年度もはじまりましたので、目標を伺っていきたいと思います。今回はもう一つテーマがありましたね。コロナ禍における職場環境の変化ついて、テレワーク時のコミュニケーションや上司部下との関わり方、工夫など。緊急事態宣言がはじめて発令されてから、もう1年経ってしまいましたが、課題を感じていること、どうやって乗り越えてきたかなども含めて、伺っていきたいと思います。では、宮川さんからお願いできますか。

今年度の目標、テレワーク時のコミュニケーション

  宮川さん    弊社は製造業なので、基本的に出社が必要となります。ただ、私は人事広報系の仕事なので、集中して事務作業やアイディアをまとめる時などに在宅勤務をしています。実施している社員は少ないので、「宮川だけ特別」と不公平感を持たれないかが最初不安でした。払拭するために最初は社内で共有しているカレンダーに時間ごとの自分の予定を入力して「業務内容の見える化」を心掛けました。今は部署内だけにTODOリストの共有と、一日の成果報告を行うようにしています。

今年度の目標としては、マネジメントが上手くできるようになりたいと思っています。今まではスケジュール設定、ミーティング内容や資料作成、みんなが成功するようにしっかり下準備し導くことが新人管理職としての仕事でした。管理職2年目はもっとメンバーに任せていきたいと思っています。私の仕事は、同じ部署の方、他部署のプロジェクトメンバー、外注先など関係が様々です。相手によって振り分けを考えて実行出来る人間にならなければと思います。メンバーに任せる事で個人や組織の成長に繋がるようにしていきたいです。

  蒲生氏   宮川さんありがとうございます。宮川さんの後に続く後輩が、宮川さんを目標にできるように、マネジメントが出来ると良いですよね! ではどんどん伺っていきますね。次は永井さんお願いします。

  永井さん   弊社も警備会社ですから、どちらかといえばテレワークが出来ない職種です。事務職の場合も資料を入力する仕事が多く、資料を家に持ち帰ることが出来ないのでテレワークが難しい状況です。
ですが強制的に週1回在宅勤務にすることにして、無理やり在宅勤務をしてもらっています。ただ、銀行振り込みはリモート環境では出来ないなどの問題も出てきました。一番の問題はコミュニケーションですね。文字だけですと、相手の捉え方によってぎくしゃくしてしまうことがありますので、これから改善していきたいと思っています。

  蒲生氏   新年度の目標もテレワークに関する課題解決ですか?

  永井さん   他のことも考えていたのですが、コロナの影響も考えて、今一番の問題はテレワークの環境を整えることですね。助成金を使ってノートパソコンを7台用意しましたが、まだ台数が足りていなくて。今は強制的にテレワークを行っていますが、普通に在宅でも働ける環境を整えたいと思います。

  丹羽さん   弊社は建設業ですが、以前事務員は私ひとりで(子の看病等で)私が休むと業務が止まってしまうため、なかなか休めませんでした。そんな状況を変えようと、先代の社長の後押しもあり、テレワークを見据えて着々と準備をしてきました。そんな中で迎えたコロナ禍でしたので、先日は社長に「時代が(私に)追いついた」と報告しました(笑)。社員が20名程の小さな会社、しかも(IT化に疎い)建設業でここまで行うのは大変な事ですが、準備の甲斐もあり、部下と交互に出社する体制(週2~3日出社)にスムーズに移行することが出来ました。

テレワークでは業務用チャットを使っています。メリット・デメリットもありますが…実は先日、失敗をしてしまいまして。年度が変わるタイミングで、部下に業務が集中していることに気が付きませんでした。私としてはチャットの中で常日頃から雑談もしていたので、愚痴を言ってもいいし、吐き出すことは悪くないよと伝えていたつもりでしたが、上手く伝わっていなかったようです。

同じオフィスにいれば部下の大変さに気づけたと思いますが、テレワークではそれが出来ず…上司を通じて聞いたときは、正直驚きました。それを機に、ざっくばらんに話し合う場を設け、また一緒に頑張っていこうと士気を高めることができ、かえって連携を深められたのは良かったと思います。そのきっかけを作ってくれた上司にも感謝しています。

今年度の目標については、人間関係や行動範囲を広げたいと思っています。まず、オリンピック関連で、私の住んでいる町が留学先だった国のホストタウンになっているので、何かお役に立てることがあればと思っています。また、これまでは「自分が出来ること」しかやってこなかったのですが、子供の手が離れてきたので、これからは「自分がやってみたいと思うこと」に挑戦していきたいと思います。

  蒲生氏   丹羽さん、貴重な体験をお話していただいてありがとうございます。環境が変わることで、ちょっとしたボタンの掛け違いが積もり積もって、なかなかお互いに言えないといったことがストレスになってくると思います。勇気を出して、信頼関係をもう一回構築していくためにどんなことができるか?その先に見えてくるものに価値があるのかもしれませんね。では次は田中さんお願いします。

  田中さん   弊社は以前から、育児中など特定の社員を対象に在宅勤務制度がありました。コロナ禍になってからは、それを改良する形で新制度ができ、以前よりある働き方改革プロジェクトではテレワーク時の仕事術も用意してくれています。仕事を進める上で、何気ないコミュニケーションが出来ているかどうかで仕事の良し悪しが変わってくると思うのですが、テレワークではそういったコミュニケーションが取れなくなっていると感じました。仕事術で教えてもらったZoomのチャット機能を活用してコミュニケーションを取るようにしています。

社員間でのメールマナーもあるかと思いますが、チャットでは気軽な感じで語り掛けるようにしたり、最近は絵文字も使っています。上の立場の人が絵文字を使うと、部下も親しみを感じてくれるのかなと。その効果だと思いますが、出社して顔を合わせた時も、チャットと同じような気軽な感じで、以前より会話出来るようになったと思います。こちらからの気さくな話しかけで、部署内で反応が変わってきましたので、部署外の人にも、こちらから積極的に声掛けをするようにしています。

先ほどもお伝えしたように、社長や役員、直属の上司がサポーターの活動を喜んでくださっています。先日上司が上層部に活動報告をする機会があって、上司が社外で講演会を行った件に加えて、私のサポーターの活動も報告してくださいました。一方で弊社は会社の規模も大きいので、色々な部署があり、女性が活躍できていない部署もあります。社長や幹部からは「女性活躍が足りていないところは教えてほしい」など言ってくださいましたので、キャリア・サポーターとしてどんどん活動し、そこで得たものを会社の業務にも活かしていければと思っています。

  蒲生氏   ありがとうございます。みなさん仰って下さったように、コロナ禍のコミュニケーションに課題がありますね。言葉だけではなくて、目に見えるもの・聴くものなど、非言語のところに影響を受けますが、どうしてもテレワークだとそれがなくて、言葉だけ、電話の会話だけになってしまって。今は想像力が試されているのかもしれませんね。部下の見えない頑張り、大変さ、今はどういった状況なのか、想像力を磨く必要があります。部下の言葉だけで判断せずに、その言葉の裏側には何かあるのかな?と、そういったことを想像すること、思いを馳せていることって相手には伝わりますよね。単なる会話のやり取りだけではないといったところまで、コミュニケーションを深化させていくと良いのかなと、そんなことを思いました。

あと、やはり女性活躍の意識が進んでいる方と、そうではない方とでまだギャップがありますよね。現時点で理解がない方も、理解に至る環境になかっただけかもしれません。みなさんの活躍やサポーターの活動を知ることで、今後力強い理解者になってくれる可能性も十分にありますから、そのために私たちはどんな工夫が出来るか、めげずに進んでいけたらいいですね。

ちなみに私は今年度、行動をよりスピードアップさせたいと思います。変化が多くて、ハッとなって止まってしまいがちですが、「小さなガッツ」を意識して、「今日はもう1人メールできるかな?」「あと5分運動できるな?」など考えてみることにしました。ちょっとした「よし!頑張ろう!」が1日1つでも増えると、自分を褒めたくなりませんか?そういったいつもより少しだけ超えるガッツみたいなものを、意識していけたらなあと思っています。

  事務局   みなさん本日も貴重なお話しをありがとうございます。今後も定期的にみなさんとのお話の場を設けたいと思います。なお本年度のプログラムは6月上旬頃お知らせできる予定です。東京都の事業は無料で受講できますので、ぜひ他の方にも広めていただければとも思います。本日もありがとうございました。

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今回はここまで。前編・後編に分けて座談会第2弾の様子をご紹介いたしました。

★プロフィールは以下からご覧いただけます
  宮川 梨恵さん     田中 香さん     丹羽 恵美子さん     永井 佳里子さん  

  アドバイザー  蒲生智会 氏  

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★座談会バックナンバー]
座談会 第一弾<前編>~上司から受けたサポートの思い出~
座談会 第一弾<後編>~悩んでいる方、過去の自分にどんなことを伝えたい?~
座談会 第二弾<前編>~サポーター就任後の変化、研修を受けて感じたこと~

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