サポーターコラム

座談会03<前編>~傾聴に関して普段から心掛けていること~

東京オリンピック開催期間中の7月末に、キャリア・サポーターの4人と、アドバイザーの蒲生智会氏で第3回座談会を実施しました。今回も緊急事態宣言下となりましたので、オンラインでの開催いたしました。

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★サポーターのプロフィール、自己紹介ページ
  田中 香さん     宮川 梨恵さん     永井 佳里子さん      丹羽 恵美子さん  
★アドバイザープロフィール   蒲生 智会 氏 
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  蒲生氏   みなさんこんにちは。前回から少し時間が空きまして、お久しぶりに対話が出来るということで楽しみにしておりました。みなさんの熱い思いのこもったコラムも拝見しましたよ!

さて6月から令和3年度の研修会がはじまり、受講者の方にはアンケートにお答えいただいています。そこで今回の座談会では、ご参加いただいた受講者様の声を紹介しつつ、サポーターのみなさんには、研修テーマに関連するご経験や工夫などを伺っていきたいと思います。④働く女性キャリアステップ応援塾」ですが、本日までに第3回まで開催されています。今回はその3つの研修会のテーマに沿ってお話を伺っていきます。

1.傾聴に関して、普段から心掛けていること

  蒲生氏   まず第1回の「今すぐ使える!メンタリングスキル(入門編)」ですが、この回のアンケートで一番多かったキーワードは、「傾聴」に関するもので、「傾聴することの大切さを感じました」とか、「傾聴を心掛けて活かしていきたい」、「人の話をよく聞く」「相手を受容することを続けたい」といったことをみなさん感じられたようです。

そこでサポーターのみなさんには傾聴、話を聞くといったことに関して伺っていきたいと思います。普段から心掛けていること、意識していること、難しさなども含めてお話しいただければと思います。

ではまずは田中さん!最近社内イントラネットを立ち上げて、全員参加型で進めている(※コラム参照)とのことですが、他部署の方と意見を交わしながら進めていく上で、傾聴といったテーマですと、どの様なことに気を付けていらっしゃいますか?

  田中さん   こんにちは。よろしくお願いします。私は短い時間の中で、どれだけ相手の本音を引き出せるか、といったことが重要だと考えていますが、本音で話してもらうためには、こちらの態度や雰囲気作りが大切だと感じています。また、私自身がその仕事の真意を伝えていくことも重要です。私は基本、「この人はどんな人なんだろう?」と人に興味がありまして、人の話を聞くことも好きです。アンケートで、「傾聴が大事」とお書きになった方が多かったとのことですが、お話し好きな方が多くいらっしゃって、その方が相手の話を聞くことの大切さにも気が付いたのかなと感じました。そういった方は相手にも関心があるのかなと思います。相手がどんな思いで仕事をしているかは、その方の人となり…生まれ育った環境や経験、すべてを含めての今現在の考え方があるのだと思います。ですから私も、そういったことに思いを馳せて、大きく構えた上での傾聴、人の話を聞くといったことを心掛けています。

  蒲生氏   ありがとうございます。どんどん聞いていきますね。宮川さん、そろそろ妊娠8か月目くらいでしょうか?

  宮川さん    妊娠8か月に入り、お腹の中でもだいぶ動くようになってきました。一時期つわりがひどくて6キロ痩せてしまいましたが、今は体調もだいぶ戻ってきました。

永井さんのコラムを拝見して、面談の時に心掛けていることなど「わかる!わかる!」と共感しておりました。私が傾聴に関して考慮している事は2つありまして、1つ目が「相手の都合を考慮する」といったことです。弊社はモノづくりを行う会社ですから、製造部が忙しいと耳にした時には現場優先で行動するようにしています。「ミーティングは予定通りで大丈夫ですか?」など再確認しながら現場の方々に寄り添うことで、集まりが良くなったり、きちんと話を聞いてもらえるようになったりします。キーパーソンを巻き込み、仕事がスムーズに進むよう必要な時は調整を心掛けています。

2つ目は「事実と感情を分ける」といったことです。妊娠中に感情的な言葉を耳にする事がありました。その時に、「事実としての出来事」「相手のその時の状況や気持ちは?」「私はそれに対してどう思った?」など、事実と感情と分けて考えないと、スムーズにいきません。根掘り葉掘り言いたくなることもありますが、感情を切り分けて考えることもリーダーの仕事だと思います。何が根本的な問題なのかを考えながら相手の話を聞くようにしています。

  蒲生氏   ありがとうございます。では次は、永井さんお願いします。

  永井さん   私は最近急に面談の機会が増えましたので、面談の時に課題を感じることがあります。面談では会社からの指示を伝えることもあり、部下の反応を確認しつつ伝えるようにしています。会社として伝えなければならないこともありますが、それをそのまま部下に伝えるのではなく、まずは部下の考えを聞き出しつつ、会社と部下とで、どこで折り合いをつけていくか、真ん中の立場として考慮しなければなりません。会社はどこまで妥協できるのか、部下はどこまで頑張れるのか聞き出す必要があります。

本音を聞き出すための工夫ですが、面談は15分から長くても30分で終わるようにしています。長いと感情に任せて話をしてしまう人もいて、聞きたいことが聞き出せないことがあります。また、聞きたいことを、必ずポイントを絞って準備をして、面談相手にも、こういった話をするから考えておいてほしいと伝えるようにしています。

  蒲生氏   ありがとうございます。では最後に丹羽さんお願いします。

  丹羽さん   私も田中さんと同じ意見で、傾聴の基本は相手に関心を持つことだと思います。傾聴に関するノウハウ本も読んで実践しようと心掛けていますが、やはり「人の話を遮らないこと」がすごく難しいと感じています。私は世話焼きなので(笑) すぐアドバイスなどしたくなりますが、相手のことを思うのであれば、相手から本音を引き出すことに徹することが、傾聴の基本姿勢だと考えています。

私がこれまで面談してきた方は、メンタルが弱っている方や退職を考えている方など、重めの話題になることが多かったのですが、それらの問題を解決する中で、自分の傾聴スキル向上の手応えを感じるようになりました。最近では、他の方々からも面談を希望する声を聞くようになり、周りとの信頼関係が構築されてきていることを実感すると共に、「みんな基本的には自分のことを聞いてほしいものなのだな」と感じています。

  蒲生氏   みなさん、ありがとうございます。丹羽さんがコラムで『宮川さんから相談を受けた時、(宮川さんが)話すことで少しでも気持ちが楽になり、元気になってくれるといいな』とお書きになっていましたが、その言葉そのものが傾聴の最大の効果だと思います。元気になってほしい気持ちを相手に向けることは相手に安心感を与えます。例えば面談などは相手に警戒されることがありますが、耳を傾ける姿勢を取ることで安心感を与え、相手の警戒心を解くことが出来るかもしれません。ビジネス上でも、大切な相手に対しても、向き合う姿勢として有効です。ただ、永井さんもおっしゃるように、時間を決めて関わることがおすすめです。面談前に、「今日は短いですが、30分間で精一杯あなたの話をお聞きします」と、約束すると良いかもしれません。
みなさんそれぞれポイントを押さえてお話しいただいて、ありがとうございます。

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今回はここまでです。つづきは8月下旬頃に掲載いたします。
後編では「行動を起し、継続するために大切にしていること」「普段使っているロジカルシンキングは?」をテーマにお話ししました。後編もご期待ください。

★サポーターの個人コラムもぜひご覧ください
  田中さんのコラム   「社内イントラネットの立ち上げ、新しい交流の輪」
  宮川さんのコラム   「外部研修に参加、妊娠しながら働く中で感じること」
  永井さんのコラム   「余裕がない時こそ冷静に!」
  丹羽さんのコラム   「社会人であり家庭人、色々な役割を果たしながら感じること」

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★座談会バックナンバー
座談会 第1弾<前編>~上司から受けたサポートの思い出~
座談会 第1弾<後編>~悩んでいる方に、どんなことを伝えたい?~
座談会 第2弾<前編>~サポーター就任後の変化、研修を受けて感じたこと~
座談会 第2弾<後編>~今年度の目標・テレワーク時の上司部下との関わり方~

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