【サポーター・宮川さんのコラム】働き方の転機、産休前のごあいさつ
早いもので9月に入り、秋の訪れを感じるようになりました。
出産に向けて、10月よりTOKYO Women’s キャリア・サポーターのお仕事も産休に入らせていただきます。
妊娠初期は悪阻(つわり)も酷く、ベッドで寝たきりの自分に不甲斐なさを感じた事もありました。「今までは自分が頑張れば、その分だけ成果をだすことができたのに・・・・」
アクセル全開で仕事に向き合ってきた働き方を、見直すキッカケになりました。
働き方の転機-20代は仕事の幅を広げるため、何でも挑戦
武州工業に転職して2年が過ぎました。以前は、都内の満員電車に疲弊しながら仕事に通い拘束時間の長い仕事を評価する風潮や、ジェンダーの壁や将来の働き方に不安を感じていた事を思い出します。
・男性と同じようには働けないんだから、女性は女性の役割を考えるべきという重圧
・若さがなくなってしまったら、どうなるんだろうという焦り
その思いを払拭するために「自分には何が出来るのか」を考え、色々な事にチャレンジし続けてきました。この日々の積み重ねで、管理職としての土壌が身に着いたと思っています。
その一方で、いつまでも続くTODOリストで自分自身の身体も心もガチガチに固まっていた事にようやく気が付きました。妊娠前の在宅勤務では、「会社より集中して成果を出す!」と肩に力が入りすぎてお昼休憩もお風呂の中でも、仕事の事で頭がいっぱいでした(._.)
新米管理職として、裁量をもって仕事を進められる楽しさに没頭し仕事に邁進していたのは事実。その段階から卒業して、新たな働き方を考えるようになったのです。
働き方の転機-30代は柔らかく、仕事を楽しむ
・ 私が本当に好きな事や得意な事ってなんだろう?
・ 無理に頑張らなくても、会社やメンバーに貢献できる私の長所ってなんだろう?
そんな事を洗い出していく中で、自分の仕事の優先度合いや力の入れ方が見えてきたように感じています。
そして一番大事なのは、休息をとる事…
ストレッチや瞑想などセルフケアを通して、頭の中をスッキリと整理させ心身とも仕事に集中できる自分でつくりだす重要性を実感しています。
身体と心のバランスに寄り添う事で、仕事のパフォーマンスも上がり、周りにもポジティブでゆとりのある対応ができ、肩の力を抜いて仕事を楽しむことができます。
今年度も講演会パネリストとして参加させてもらい、キャリアに悩んでいる女性達と話をしてきました。「社内の中だけでモヤモヤする時は、社外にも目を向けるとヒントが得られるかも」とお話しするように、私自身、研修で出会う他社の方たちをロールモデルにし「仕事に枠をつくらずにワクワク楽しむ!」そう決める事ができました。
仕事との関わりは、ライフプランや置かれている状況によっても変化しますよね。だからこそ、「私らしい働き方」を見つけるために定期的に見直しが必要だと思います。
自分を好きでいるためにも、変化を恐れずキャリアを楽しむ女性が増えて欲しい。キャリア・サポーターとして、そんな皆さんに今後も寄り添う事ができれば嬉しいです。
初めての出産育児ですが、夫と協力し楽しい思い出をつくっていきたいです♪
★前回のコラム 外部研修に参加、妊娠しながら働く中で感じること